報告日2022年12月6日

”女子中高生のための 今知りたい!理系進学で広がる未来 リケフェス2022”を実施しました

開催日2022年11月13日(日) 場所佐賀大学本庄キャンパス 理工学部6号館

 2022年11月13日(日)に、佐賀大学本庄キャンパス理工学部6号館において、佐賀大学・西九州大学・長崎国際大学・佐世保工業高等専門学校の共催で、『女子中高生のための 今知りたい!理系進学で広がる リケフェス2022』を実施しました。

 4機関が合同で実施するイベントは初となり、進路選択に迷っている生徒に、基調講演やトークセッションを含むシンポジウム、学校別相談会、実験体験会を通じて、将来の進路選択について考え、理系分野への親しみをもってもらうことを目的としています。

 今回は、中学1年生12名、中学2年生19名、中学3年生17名、高校1年生23名、高校2年生7名、高校3年生9名、保護者・教育関係者等36名 合計123名が参加しました。また、スタッフとして佐賀大学から教員7名・職員7名・学生10名、西九州大学から教員3名・職員1名・学生3名、長崎国際大学から教員3名・職員1名・学生2名、佐世保工業高等専門学校から教員1名・職員3名・学生4名が参加しました。

 まず始めに、シンポジウムの基調講演では、『未来をカラフルに~理系とITの可能性~』と題して、NPO法人Waffle CEOの田中沙弥果氏にお話しいただきました。ご自身の進路のこと、ITの現状、「数学が苦手だからプログラミングは無理」などの思い込みを捨てることが、自分の将来を大きく開く第一歩になるなどのお話がありました。
 続いて、『見つけて私のロールモデル!』と題して、司会を荒木ダイバーシティ推進室副室長、各大学・高専の女子学生、Waffleの田中沙弥果氏が登壇し、事前に参加者に答えていただいていたアンケート結果をもとに、進路の決め手や、将来やりたいことなどをテーマにトークセッションを行いました。女子中高生や保護者などの参加者からの関心は高く、アンケートでは「とても参考になった」、「4つのそれぞれ違う大学、学部に進んでいる方の視点から、大学を選んだ理由など詳しく知ることができた」などの感想が寄せられました。

兒玉学長による開会挨拶
基調講演
NPO法人 Waffle CEO 田中沙弥果氏
トークセッションの様子

 お昼の時間は、各大学・高専のブースに自由に参加できる学校別相談会を行いました。現役の女子学生や先生に直接相談できる貴重な機会となりました。アンケートでは「進路について1対1で答えてくれて、自分の考えを改めることができた」などの感想が寄せられました。

長崎国際大学のブース
西九州大学のブース
佐賀大学のブース
佐世保高専のブース

 午後からは、次の5つの実験から2つを選べる実験体験会を実施しました。

実験A:今、半導体がアツい!ものづくりで半導体の基礎を学ぼう
   佐世保工業高等専門学校 電気電子工学科 大島多美子先生
実験B:犯人は誰だ?DNAと血液型で捜査せよ!
   長崎国際大学 薬学部 小川由起子先生、大庭義史先生、田中宏光先生
実験C:覗いてみよう、格付けチェックの裏側
   西九州大学 健康栄養学部 安田みどり先生、橋本健夫先生、
   リハビリテーション学部 岸川由紀先生
実験D:みんなの脈(リズム)でクリスマスツリーをつくろう
   佐賀大学 理工学部 木本晃先生、三沢達也先生、福本尚生先生
実験E:本当に効くの?美白化粧品の真実
   佐賀大学 リージョナル・イノベーションセンター 徳留嘉寛先生

 各大学・高専の専門分野の実験を参加者は楽しみながら体験することができました。アンケートでは、「実験を通して新しい知識が増えた」、「実験器具に直接触れることで楽しさがよくわかった」などの感想が寄せられ、理系の魅力や、自身の進路について考えるよい機会になったようでした。

実験A(佐世保高専)
実験B(長崎国際大学)
実験C(西九州大学)
実験D(佐賀大学)
実験E(佐賀大学)
 

 本イベントの詳細は、佐賀大学さきどり情報局でも紹介しておりますので、ご覧ください。

【さきどり情報局】令和4年11月号『理系進学で広がる未来 リケフェス2022』
https://www.youtube.com/watch?v=fM496N-2U2c&t=345s

 ご参加いただいた中学生・高校生・保護者の皆さまに心より御礼申し上げます。
 このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の助成を受けて実施しています。佐賀大学・西九州大学・長崎国際大学・佐世保工業高等専門学校は、中高大接続の一環として、女子中高生の科学・ものづくりへの興味を促し、自分自身のキャリアデザインを考える場を提供していく「継続・育成型STEAMガールズin SAGA・SASEBO」を展開していきます。