報告日2022年7月14日

佐賀市立城東中学校において、「ダイバーシティについて考えよう」を実施しました

開催日2022年6月23日(木) 場所佐賀市立城東中学校

 2022年6月23日(木)にSTEAMガールズin SAGA・SASEBOの一環として、佐賀市立城東中学校にて同中学2年生を対象に、「ダイバーシティについて考えよう」が実施されました。

 今回は、佐賀市立城東中学校2年生205名(うち、女子生徒100名)、中学校教員13名。佐賀大学より教員1名・大学生1名、事務1名が参加しました。

 まず、佐賀大学ダイバーシティ推進室の荒木副室長から、「ダイバーシティについて考えよう」をテーマに講話がありました。中学生の皆さんがこれから生きていく社会(Society5.0)や「ダイバーシティ&インクルージョン」について、図式を用いて分かりやすく伝えられました。
また、「無意識のバイアス」についての説明もありました。
中学生の皆さんには、「当たり前だと思っていたけど、実は違うかもしれないこと」を事前に考えてきてもらいましたが、
「お母さんだけがお弁当を作ること」
「男の人が強くて女の人は弱いこと」
「男の人は髪を伸ばさないこと」
「絆創膏を持ち歩く男の人は女子力が高いこと」
「大学は厳しいところ」
など、中学生ならではの視点でたくさんの意見があり、みんなで“自分の中の思い込み”に気づく時間となりました。

 
講演する荒木先生  

次に、佐賀大学理工学部理工学科電子デバイス工学コース4年生安達結生さんより「大学生からのメッセージ-理工学部編-」と題しての講話がありました。自身の中学・高校時代のお話、大学生活・研究内容紹介があり、一見難しそうな研究テーマについてもわかりやすく説明してくださいました。また、これまでの進路選択について、分岐点ごとに説明があり、生徒達も興味津々に聞いていました。

発表する安達さん  
中学生からのお礼

 参加した生徒・教員の皆さんからは、「自分が後悔しない方を選択した方がよいということが分かった」「ダイバーシティはこれから生きていくうえでの大切なことで、無意識の思い込みをなくしていきたい」「自分では気づかない無意識バイアスをコントロールするために、相手のことを考えて認め合うことを考えることができた」「○○だから~だからではなく、自分の考えを尊重しようという考え方が参考になった」「進路についてよくわかり、不安がなくなった」「大学生が自身の体験を話してくれたので、自分事にとらえることができ、とても参考になった。」などの感想をいただきました。

ご参加いただいた中学生の皆さん、進行・司会をしてくださった生徒会の皆さん、また、ご協力・ご共催いただきました佐賀市立城東中学校の先生方に心より御礼申し上げます。

 
生徒会の皆さんと安達さん、荒木先生  

このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の助成を受けて実施しています。佐賀大学・長崎国際大学・西九州大学・佐世保工業高等専門学校は、中高大接続の一環として、女子中高生の科学・ものづくりへの興味を促し、自分自身のキャリアデザインを考える場を提供していく「継続・育成型STEAMガールズin SAGA・SASEBO」を展開していきます。