有田町女性フェスタにて「有田でリケジョ体験!in女性フェスタ」を実施しました

開催日2019年3月3日(日) 場所炎の博記念堂(佐賀県西松浦郡有田町)

 2019年03月03日(土)に、リケジョプラットホームin SAGAの一環として、佐賀県西松浦郡有田町近辺に在住する中高生を対象に、「有田でリケジョ体験!in 女性フェスタ」を実施しました。佐賀大学は、2017年に芸術地域デザイン学部芸術表現コース有田セラミック分野と肥前セラミック研究センターの拠点として有田キャンパスを開設し、2018年12月には佐賀大学と有田町で包活連携協定を提携しています。今回は、毎年有田町で開催されている「女性フェスタ」で開催することで、有田地区の中高生やその保護者に理系の魅力や大学進学を身近に感じてもらい、大学として町の活性化に寄与することも目的としています。


 今回は、中学生23名(女子17名・男子6名)、女子高校生5名の合計28名、佐賀大学より教員5名、事務員5名、TAとして大学生5名、伊万里有田共立病院より医師1名、看護師1名、テクニカルコーディネーター1名が参加しました。


 まず、芸術地域デザイン学部の小坂智子学部長よりご挨拶とともに本企画の趣旨の説明がありました。せっかくの機会なので、自分の進路を考える一つのきっかけとし、実験とともに大学生や先生とたくさん話し有意義な時間を過ごしてほしいとの呼びかけがありました。

 次に、3グループにわかれ、実験体験会を行いました。
 体験会A:「iPadで未来をデザインしよう!~アニメアプリ体験~」では、芸術地域デザイン学部の中村隆敏教授のもと、iPadを使って、アニメーションの作成を行いました。絵画・彫刻などの芸術の新分野として出てきた、メディア芸術と呼ばれるアニメーションやゲームの世界。デジタル技術を学ぶことに加え、視る側が興味を引くような発想力も必要です。各々がiPadに絵をかき、会の最後には全員の作品をつなぎ合わせて90秒のアニメーションが完成しました。参加者からは、アニメーションの仕組みが分かって良かった、テレビアニメの見方が変わったなどの声が上がっていました。

 

 体験会B:「人工イクラを作ってみよう!」では理工学部・肥前セラミック研究センター矢田光徳准教授と一ノ瀬弘道肥前セラミック研究センター長のもと、人工イクラを作りました。実際の研究で使用する、ビーカー、メスシリンダー、薬さじ、天秤を用いてアルギン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶液を作り、塩化カルシウム水溶液の中にアルギン酸ナトリウム水溶液を落とすことで、表面に膜を持つイクラのような粒を作りました。これは、アルギン酸ナトリウム水溶液の表面にアルギン酸カルシウムの膜が形成されることによるそうです。食用色素や光るジュースや磁石の性質を持つセラミックス粉末を混ぜることで、各自、色とりどりでいろいろな機能を持つ人工イクラが出来上がりました。

 体験会C:「めざせミライのDocor-X!」では伊万里有田共立病院の荒木保博医師、江上希望看護師の指導のもと、実際に手術ガウンや手術用手袋を着用し、手術体験を行いました。『超音波凝固切開装置』を使った鶏肉の切開や腹腔鏡手術として鉗子(かんし)を用いて輪ゴムをピンに掛ける手術を体験しました。荒木医師は、講義の中で、病院は、医師だけではなく看護師、技師、事務職員など多数の職種が協力することで成り立っていることに触れ、医療のたくさんの仕事を知ってほしいと話をされました。

 

 いずれの体験会も教員やスタッフ、佐賀大学の大学生の指導の下で、和気あいあいと行われました。会の終了後も、大学生や看護師さんから話を聞いたり、参加者のご兄弟が同じ体験をする時間を設けたりと有田地域のみなさんにとって特別な時間になったのではないかと思います。

 ご参加いただいた中学生・高校生の皆さん、また、ご協力・ご共催いただきました、有田町教育委員会、伊万里市教育委員会、有田町まちづくり課、伊万里有田共立病院の皆様、有田中学校、西有田中学校、有田工業高等学校の先生方に心より御礼申し上げます。

 このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の助成を受けて実施しています。佐賀大学は、中高大接続の一環として、女子中高生の科学・ものづくりへの興味を促し、自分自身のキャリアデザインを考える場を提供していく「リケジョプラットホームin SAGA」を展開していきます。