佐賀大学教育学部附属中学校で「10年後の自分を覗いてみよう!~ダイバーシティ入門講座付き未来セミナー~」を実施しました

開催日2018年12月7日(金) 場所佐賀大学教育学部附属中学校

2018年12月07日(木)に、リケジョプラットホームin SAGAの一環として、佐賀大学教育学部附属中学校1年生を対象に、「10年後の自分を覗いてみよう!~ダイバーシティ入門講座付き未来セミナー~」が実施されました。この催しは、佐賀大学教育学部附属中学校の進路学習の時間を利用して、中学生に大学進学や理系職業について身近に考えてもらうことを目的としています。

今回は、女子中学生143名(うち、女子生徒72名)中学校教員3名、佐賀大学より教員1名、研究者1名、医師1名、大学生1名、大学院生1名の合計5名が参加しました。

会は佐賀大学教育学部附属中学校の生徒さんの司会により執り行われました。
まず、ダイバーシティ推進室の荒木 薫 副室長による「ダイバーシティ入門講義」。皆さんが生きていく未来は、一人ひとりが能力、個性を活用し、各個人の多様性を最大限発揮することが必要であり、普段からなりたい自分を想像しておくこと、性別は関係なくやりたいことを突き詰めて欲しいこと、隣にある『佐賀大学』についてよく知ってほしいとの話がありました。

今回は、年齢、立場がそれぞれ違う4人の理系女性が登壇し、自身の中学時代や現在の進路(職業)を選んだ理由、現在自身が取り組んでいること、中学生へのメッセージについて話しました。芸術地域デザイン学部の山城さんは、中学の頃美術が好きだったのが高じて映像の分野に興味を持ちました。4年制大学を選んだのは多くのことを学び・経験することが自身の糧になると思ったからだそうです。大学外の時間も、監督として自主映像製作活動を活発に行うなど、充実した大学生活を紹介してくれました。
理工学部の木谷さんは中学生の頃から理科科目に興味があり、現在は『膜分離』の研究をしています。将来を選ぶときに「何かになりたい」という考えも大切ですが「何かを学びたい」という気持ちも大切にしてほしいとの話がありました。
泌尿器科医の柿木先生は、医学部受験を決めたのが高校3年生の夏とやや遅めでしたが、中学・高校時代に勉強はもちろん部活や生徒会活動などなんでも積極的に取り組んでいたからこそ、可能性が広がったといわれました。女性の泌尿器科医はまだまだ少なく女性の患者さんに「先生で良かった」といわれることも多く、仕事にもやりがいを感じているそうです。
農学部研究員の龍田先生は、中学・高校時代は様々な夢があったことを振り返りつつ、人気アニメ映画「風の谷のナウシカ」で環境問題に興味を持つようになり、現在は土壌環境を改善する微生物を研究しています。女性研究者は日本ではまだまだ少ないですが、専門知識を活かして活躍できる魅力的な仕事であると紹介して下さいました。

会の最後には、中学生より質疑応答の時間も設けられました。「くじけそうになった時はどうしているか」「中学校時代、勉強と遊びは、何対何くらいの比率で行っていたか」「理系文系を決めたのはいつだったか」など、様々な質問がなされました。アンケートでは、「将来の職業を考えるとき、収入面を重視していたが自分の興味も必要だと思った」「勉強の理系は苦手だけど仕事には大切な分野が多いと思えた」「自分のしたいことを理解し伝え、行動に移すことが大切だと思った」などの感想を頂きました。
佐賀大学教育学部附属中学校の中学生の皆さん、また、ご協力いただきました同校の先生方に心より御礼申し上げます

 

このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の助成を受けて実施しています。佐賀大学は、中高大接続の一環として、女子中高生にこれからの新たな職業観を知ってもらい、自分自身のキャリアデザインを考える場を提供していく「リケジョプラットホームin SAGA」を展開していきます。